ジェリコのラッパ
第二次世界大戦初頭、ヨーロッパを席捲したドイツ軍。
その先鋒に立ったのが、ユンカースJu87急降下爆撃機、通称「スツーカ」(これは急降下爆撃機を意味するドイツ語の略である)。
その固定脚の車輪カバーに、威嚇用として、急降下時に発生する強烈な風圧を利用して音を発生させるサイレンが取り付けられていた。
急降下時に発せられる轟音とサイレンの金切り声。戦争初期の連合軍将兵にとって、それは恐怖の的だった。
そのなんともいえない音は、現存する当時の記録映像等で今でも聞く事が出来る。
ちなみにジェリコのラッパとは。。。。。
旧約聖書、「ヨシュア紀」中、「ヨシュア率いるイスラエル人の軍勢がジェリコの街を攻略する際、ラッパを吹き鳴らすと、ジェリコの城壁が崩れた。。。」
その後、ジェリコの住民は皆殺しにされてしまったらしいから(戦争はかくも非情ナリィ〜@ω@)、ドイツ軍が敵に死と破壊をもたらすスツーカのサイレン音をこう呼んだらしい。
映画「Stukas」(youtube動画)
Wehrmacht Stuka Angriff (youtube動画)
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